私はある一冊の本をよんでいる。
私にだけ、最初から最後まで読むことが許されている、特別な本だ。
この本の主人公は、よく人を眺めている。
…誰かが『人生は一冊の本に似ている…』と言っていた。
となると、この主人公は『人を読んでいる』といった風になる。
この主人公は、読書が好きだ。
本の中には、自分の体験出来ないような事が沢山詰まっている。 自分の考えなかったことが記してある。
本をよんでいるときは、まるで夢でもみている気分になる。
私は、そんな事を思うこの主人公が大好きだ。
何故なら、私も本を読むのが好きだし 夢を見るのも大好きだからだ。
私はこの本を、主人公が産まれてから、18年と5ヶ月と6日たった所まで読んだ。
読み終るまで、あと何ページあるのだろうか……
開設日:2006.8.17 |