M78星雲より愛を込めて

 

 

朝子へ。

 

まずは半年間、短い間だったけど付き合ってくれてありがとう。

私はあなたから多くのことを学びました。

 

あなたの好きなものへの情熱がずっとうらやましかった。

私は何事に対しても、必ずどこかで少しさめてる自分がいるから。

 

窮屈で頑固で、自分のことには不器用な朝子。

でもそれって、純粋でまっすぐで、とても真面目ってことでしょう?

 

だから、窮屈な朝子も私は大好きでした。

 

私も窮屈になるときがあるけど、それはただ焦っていたり、イライラしていたりで、とても朝子のような純粋な窮屈さとは一緒にできません(笑)

 

そんな窮屈さに気づき、自分を縛るものから開放されてからのあなたは、とてもかっこよかった。

 

舞台の上で、芝居の中で、朝子でいられたとき私は、一緒にその人生を生きていた。

 

終わってしまった今、なんだか抜け殻のような気分ですよ(^^;)

 

私があなたとして生きていた2時間弱の間は、とても充実していた。

それはきっと、あなたの人生が充実していたから。

私の人生の中の2時間弱、私はあなたから充実した時間をもらった。

 

私は何も返してあげられないけど

せめて私が・・・私自身が、充実した毎日を過ごせるように

少しでも朝子に近づけるように、これからも一生懸命生きてみます。

 

大丈夫。体験したことのないものを目標にするのは難しいけど、あなたが体験させてくれたあの充実感を、今でもちゃんと覚えてる。

 

だから、頑張れるよ、私は。

 

 

ありがとう、朝子。

10歳も歳が離れてるけど、あなたはきっと今一番近い理想の私。

出会ってくれてありがとう。

多分私の朝子とは、もう二度と一緒に生きられないけど、私はあなたとの出会いを忘れない。

 

今度はDVDで逢いましょう。

弁当屋と婦警にもよろしく(笑)

 

                                               美妃より。

 

 

 

 

 

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